くまの悪魔的な日常

思いつくままに、くまなく書き連ねる。

くまにっき 眠気・数学・喪失

眠気

めちゃめちゃ眠い。これを執筆しているのが午前1:40だから仕方がないのだろうか。

昨日はあまり寝付けなかった。午前3時から午前10時くらいまでは寝ていた気がする。それでもちゃんと7時間は寝ているんだけどなあ。

午後5時くらいまで、眠気と孤独感に飲み込まれていた。椅子の上でくまを抱きしめていた。アメリカでは、Half Time Showに出演したAdam Levineが叩かれていた。

クソみたいな一日だと思ったので外出することにした。薬局で花粉症の薬を、カルディでクッキーを購入した。ちなみに、クッキーは花粉症に対して効き目がないことで知られている。

 

猿田彦珈琲 アトリエ仙川でWショットのエスプレッソを飲んだ。この前飲んだときと何かが違うような気がした。砂糖を入れ忘れていた。ある女性店員に指摘されて気づいた。若く愛らしい顔立ちだった。生まれて初めて無糖でエスプレッソを飲む人物を目の当たりにしたような、そんな戸惑いを隠し切れずにいた。

tabelog.com

今回は運よく座れたが、この店はいつも席が埋まっている。座席数が増えてくれると嬉しいのだが、味の質を保つには客数を絞っておかねばならないのだろう。そして、眠気は留まるところを知らない。ぜんぶ冬のせいだ。

 

数学

店ではこの本を読んでいた。

数学文章作法 基礎編 (ちくま学芸文庫)
 

 

どうして今まで読んでいなかったのか。

レポートを書く際、そして数学を勉強する際に山ほど湧き出てきた疑問点が、読み進めていくに連れて次から次へと解消されていく。第4章の途中までしか読んでないけど、既に買う価値がある。『推敲編』も楽しみ。読み終えたら書評エントリーでも書こうかな。

 

このツイートを読んで、「やっぱり応用的な経済理論とか流行りの機械学習に手を出すよりも数学的知識の基盤を固めていく方が先だな」と思った。「学部で一番数学を使うゼミに入って(いる/いた)癖に何を今更」感は否めないけど…。ごめんなさい。

 

7shi.hateblo.jp

VSCodeTeXを書く方法が分かった。これから勉強していこうかな。数式を書けるになるのもそうだけど、書式の美しさ・自由度が格段に上昇するのが強い。はてなブログでも数式が書けるようになる。*1 何より、TeX記法を身に着けておかないと論文が書けない。

もともとAtomTeXを書く環境は構築してあったんだけどね。*2 そのときは鬱で手をつけられなかった。

 

ずーーーーーっと、「何をどう勉強するかについて勉強してばかり」なので、そろそろ肝心の中身に手をつけないと。

 

喪失

日付を跨ごうとする頃合いに、こんなツイートを目にした。

大切な人とはいつまでも一緒にいられない。

どんな形であれ、別れはやってくる。

 

www.facebook.com

あまりに悲しくて、やりきれなくて、こころはズタズタに引き裂かれる。

伝えたいことは伝えられず、過去へ続くドアは閉ざされる。

宛名のないラブレターは、密かに川を流れる。

 

永遠なんてない。喪失は避けられない。

その中で何を大切にしていけばいいのだろう。

  • 誰かと一緒にいられる、限りある時間を大切にする

暫定的な答えとしてはあり得るのかもしれないけど、中身に乏しい。

 

結局、答えは見つかりそうにない。未だに迷ってばかりだし、人と関わるのは怖い。自分にとって大切な人であればあるほど。

 

気づいたんだけど、良いところを褒められるよりも、ダメなところを受け入れてもらう経験重要なんだ。

自信のなさや挑戦への不安は、それが上手くできなかったときに起きることへの恐怖心だ。

(中略)

失敗を許されたり、ダメな部分を含めて愛されたりする経験があって、初めて自分自身への不安は解消されるんだ。

https://anond.hatelabo.jp/20190202230313

 

色んな人と関わって、色んな関わりを失って、ようやく少しは見えてきた気がする。

「自分にとって大切な人が自分のことを受け入れてくれる」という経験は、何ものにも代えがたい希望だ。もしそれがほんの一瞬だったとしても。

 

だから、そんな経験を味わわせてくれた人のことは、その人が望む限りずっと大切にする。「大切にする」といっても、どう大切にするのかが難しいのだけど。付きまとうわけにはいかないし、距離感を測りつつやっていかないといけない。自然に振る舞うのが一番なんだろうけど、どうしても物事を悲観的に捉えてしまう。その人の悪いところ・合わないところを全て受け入れた上で、その人に必要とされるような存在になりたい。

 

誠実に人と向き合うことって凄く難しい。自分の弱さを身に沁みて知る。欲望は抑えきれず、怒りや悲しみに身を任せてしまう。これからもいっぱい悩むと思うし、もしかしたら世界に負けちゃうかもしれない。Kもこういうことが積み重なって、苦しくなっちゃったんじゃないかな。*3

 

自分にとって大切な人の数がどんどん増えていくといいな。その人たちが自分のことを受け入れてくれて、短くとも深い関わりを持てたなら、それは本当に幸せなことだと思う。いつまでも孤独感は消えないし、どこまでこの旅を続けられるかは分からない。会いたい人に限って会えないのが世の常だ。そんな世界の中で、自分の弱さを知ることが、人を大切にすることに繋がっていくと思う。

 

Memento Mori,’ ‘be mindful of death.’

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あれだけ眠かったのに、

もう午前6:00を過ぎようとしている。

今日は色んなことを考えられていい一日だったな。

おやすみ。

*1:以下のエントリーを参照

【はてなブログ】数式を綺麗に表示してみよう【Tex】 - Milkのメモ帳

*2:過去記事を参照

2018年を振り返る 勉強 〈前編〉 - くまの悪魔的な日常

*3:Pay money To my Pain - Home

www.youtube.com

If no one ever hears me or sees me
If no one listens to me cares about me
I'll sing for you
I'll sing for you
Like I used to do

ソングライター: Pay money To my Pain
アーティスト: Pay money To my Pain
アルバム: Another day comes
リリース: 2007年

くまにっき 成績・音楽・春休み

成績

結局、最後の期末レポートを放棄してこのエントリーを書いているよ…。

一体どうしてこんなことになってしまったんだ。

多分、今期だけで14単位は落とす。死にたい。

それでも、留年まで 37-(2+14)=21単位 はあるから、そこまで心配しなくても良いのかもしれない。(?)

必修科目の単位は取れている(と思う)から再履修はしなくていいし。

逆に、留年しそうになっている同期って相当追い込まれているんだなと思った。

今期で自分の適性を理解したから、同じ失敗は繰り返さない。ようにする。

来期以降は、以下の教訓を大事にする。

  • 成績の配分が期末試験100%、もしくはそれに近い科目を履修する
  • 高度な数学的知識・計量的手法を用いる科目は最小限にする
  • 単位取得率よりも自分の興味・関心を重視する

まあ、一番大きいのは精神面の問題だけど、こればかりは外生的な要因が関与してくるから如何ともしがたい。

これからはなるべく自分に負荷をかけないように生きていく。それはそれで張り合いがないのかもしれないけれど、自壊するよりはマシだと思う。

 

音楽

くまは激しい音楽が好きだ。

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Architects - Holy Hell

a crowd of rebellionというバンドがかっこいい。個人的に最も熱心に音楽を聴いていたのが4、5年前で、そのときに知った。今も激しい音を鳴らしているみたいで応援したくなった。

 

www.youtube.com

 

My First StoryはONE OK ROCKのTaka(.Vocal)の弟Hiroのバンド。歌声は本当に似ているけど、演奏は弟のバンドの方が重厚。Takaはソングライターとしての才能が突き抜けているから、演奏は簡素でも名曲が多い。*1ただ、現在のONE OK ROCKアメリカで一発を狙う典型的なアジア系ポップグループになってしまっていて本当に悲しい。

それに対して弟の方は、当初はパッとしない曲が多かった印象。けど、最近の『不可逆リプレイス』とかこの曲は中々かっこいい。これからに期待しよう。

www.youtube.com

 

春休み

これからどうしたらいいんだろう。

何をしても虚しくなる気がする。

 

f:id:DiaboliKuma:20190203004005p:plain

ゼミの先生が優しくて泣けてくる。

一回も会ったことないし、プレ演習の課題だって一つもやっていないのに。(実際、合格はもらえないと思うし、どういう扱いになるんだろう。気がかり。)

 

当面は、

  • 中級ミクロ経済学の復習
  • 基礎的な大学数学の勉強
  • プログラミングを含めた統計解析手法の勉強

を無理のない範囲で進めていくのがベストなのかな。リハビリ的な感じで。

図書館で色んな本を借りたし、それらを読むのもよい。*2

年末に買い溜めておいた本もある。*3

当面はTwitterでの情報収集を控えて、書籍に移行しよう。そこだと、どうしてもIT・エンジニア系の情報に偏ってしまうし、論争調かつ現在進行形の情報の行き交いだから気疲れする。しばらくは落ち着いて生きよう。

こうやって頭の中で地図をこしらえるのは好きだし得意だけど、実際に手を動かすのが億劫になりがちなのをどうにかしないとなあ。

 

楽しいことがしたい。これから色んなイベントには参加するつもりではいるけど、楽しめるかどうか不安だし、お金もそんなにない。

今はとにかく人に会いたい。さみしい。構ってほしい。来週以降はそれなりに人と会う機会があると思うから、もう少しの辛抱だ。

成人式を終えて

 

 成人式を終えた。厳密にいうと「平成31年 世田谷区新成人のつどい」という名称の催しであったそうだ。記憶の片隅に追いやるまでもないほどに軽薄なその催しは、筆者に一つの事実を確認させた。戻るべき過去など、どこにもない。

 

 人にはそれぞれ懐かしむ思い出というものがあるのだと思う。具体的なエピソードを回想し、旧友と話すときの間合い・馴染みの場所での空気の流れ方といった潜在記憶*1を確かめ合うことで、ある種の不変性を複数の主体が同時に見出し、お互いの絆(=過去の実在)を確かめ合う。それが成人式・同窓会系列の催しにおけるやり取りの本質だと思う。筆者が好んで聴くUVERworldというロックバンドの楽曲では、「地元」や「仲間」といった表現が頻繁に歌詞の中で用いられている。これに限らず、過去の実在(=故郷、同志の存在)を確かめ合うことが、芸術を含む広い意味での表現・創作活動において強いモチーフの一つとなっていることは確認するまでもないだろう。

      

youtu.be

 

 筆者の場合はどうだったかというと、そういったやり取りは起こらなかったし、特にそれを悲しいとも感じなかった。筆者が中学生の頃にいた地点と現在いる地点とではあまりに大きく乖離しているため、懐かしむ思い出など何もなかった。過去(=故郷、同志)が実在している必要さえなかった。あの三年間は現在の筆者にとってあってもなくてもどっちでもよかった、と言い切るのは些か早計か。二つの地点の優劣を論じるつもりはないし、そもそもそれぞれを比較することは不可能だと思う。ただ、現在の地点から中学生の頃にいた地点に帰ったとしても絶対に幸せにはなれない。現在の地点から見える世界はどんなに生きづらくても難しくて理不尽でも、豊かな色彩と広い可能性を持っている。お笑い番組の焼き直しのような世界観を生きて笑って満ち足りた思いをするようにはなりたくない。これは単純な価値観の問題というよりかは、生き方・居場所の選択にまつわる問題だと思う。

 

 その生き方・居場所の選択についての問題だが、筆者は現在自分がどこにいるのかが分からない。大切な人とはいつまでも一緒にいられない。これからどうやって人に近づけばいいのかが分からない、どういった人に近づけばいいのかも分からない。人に近づくべきかどうかさえも分からない。自分がやりたいと思っていたこともやりたい止まりでその先へ一歩を踏み出せない。未だに「失敗は許されない」という呪縛が解けていない。筆者にとって去年はあまりに苦しく、その苦しさを耐えてやっと手に入れたと思っていた幾つかの大切なものも、年始の時点でほとんど失くしてしまった。心の折れる音が聞こえた。個人には抗いようのない世界の理不尽さに、夢を、目標を、憧憬を、献身を、慈愛を無残に砕かれた。終わり方がどんなに良かったとしても、前を向くには時間がかかる。現在地点は虚無のどん底だ、とさえ言いたくなる。

 

 

あなたの幸せ願うほど わがままが増えてくよ
あなたは私を引き止めない いつだってそう
誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ
みんなの願いは同時には叶わない

ソングライター: Hikaru Utada
誰かの願いが叶うころ 歌詞 © Sony Music Publishing (Japan) Inc., Batongirl Music, EMI APRIL MUSIC INC OBO BATONGIRL MUSIC
 

大切なことは、在るべき未来をつくるために現在地点を正しく把握していくこと。そこに過去の出てくる余地は最小限しか存在しない。今回の催しでそもそも筆者には拠り所となる過去が存在しないということが分かった。となると、次にするべきことは現在地点の把握となる。現在、筆者のそばには何が残されているのか。これから、どのような領域へと向かっていけばいいのか。考えることが苦しい。自分の内面を見つめすぎて、大きな穴が開いて、その穴に自分自身が飲み込まれてしまいそうになる。死がそう遠くない場所から声をかけてくるのが聞こえる。

 

 筆者にとって魅力的な人たちは、それぞれ色々と悩みながらも自らの感性を大事にしながら生きている。何事にも本気を出せず他人に流されてばかりで、「自分を傷つけるような生き方」 *2しかできない筆者には難しいかもしれないけど、これからはそういった人たちの生き方を真似してみようと思う。今は少しでも多くの楽しい想いを、少しでも多くの人たちと分かち合いたい。傷つくことの辛さを身に染みて理解している分、人の痛みに寄り添えるようになりたい。その先に、本当の自分の未来が、心から大切にしたいと思えるような人や居場所が見えてくると思う。

 

その可能性に懸けて、今は少しだけゆっくりしよう。

 

 

 

*1:記憶 :心理学用語集を参照

*2:

何故自分を傷つけるような生き方
同じ場所で 僕は空 君は影を
眺めている 眺めている 重ねてゆく いつも

笑っていようよ
大切な人が君を見て悲しまないように
自分以上に大切に思える
それぞれが見つける旅に出て行くんだろう

ソングライター: Katsuya Ando / Nobuhito Sayama / Takuya Shimizu / Shintaro Tamaki / Akira Tsubono / Seika Yamamoto

LIFE 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC

アーティスト: UVERworld

リリース: 2013年

ジャンル: ロック

2018年を振り返る 勉強 〈後編〉

本エントリーでは、〈前編〉の続きを書いていこうと思います。

〈前編〉では去年から今年の9月にかけて、筆者が勉強面で取り組んだことや、その結果として現れた変化について、参考にした文献・情報を明記しながら詳しく書きました。〈後編〉では、10月から12月にかけて取り組んだこと、筆者の身に起こった変化について書いていこうと思います。また、筆者は現在、壁にぶち当たっている状態なので、それについても書いていこうと思います。

 

10月~12月

 秋学期では、筆者がそれまでに抱いた関心に沿って、いくつか新しい試みに挑んでみました。

 

  • 留学生向けの科目を受講した。*1

 もちろん、授業は全部英語です。中級ミクロの続きと、法学部門における経済学の応用についての科目とを受講しました。Hal Varian*2の世界的で広く使われている中級ミクロの教科書と、Robert Cooter*3の無料公開されている教科書を使っています。

Intermediate Microeconomics: A Modern Approach

Intermediate Microeconomics: A Modern Approach

 

scholarship.law.berkeley.edu

 

留学生向けの授業は受講者数が少ない分、問題演習やフィードバックに時間が重点的に充てられ、普通の授業とは一味違った雰囲気です。筆者は相変わらず成績が良いわけではないので近いうちにするつもりはないですが、海外留学の空気感を味わえます。

 

  • 数学系の授業をいくつか履修した。

 線形代数解析学についての授業を単位非算入科目として履修しました。数学を本格的に勉強するのは高校2年時以来でした。*4授業の内容をその場で理解することは可能なのですが、演習問題を解くにあたっては未だに苦労が多いです。補助教材として、以下の二冊が役に立っています。

 

1冊でマスター 大学の線形代数

1冊でマスター 大学の線形代数

 
1冊でマスター 大学の微分積分

1冊でマスター 大学の微分積分

 

 

  • Rを本格的に用いる授業を履修した。

 プログラミング言語を本格的に習う授業を履修するのはこれが初めてでした。Rは統計的な分析に強い言語あり、この授業ではRで統計的推定・仮説検定や単回帰分析・重回帰分析・ロジスティック回帰分析を行う方法を学びました。以下の教材を用いて勉強を進めています。

Rによる計量政治学

Rによる計量政治学

 

ハンズオン形式で非常に楽しい授業ではあるのですが、どうしてもRの操作の説明に時間が取られてしまい、理論的説明が手薄になってしまいがちなので、以下の書籍で理解を深めていこうと思います。

統計学

統計学

 
ビッグデータ統計解析入門 経済学部/経営学部で学ばない統計学

ビッグデータ統計解析入門 経済学部/経営学部で学ばない統計学

 

 

 ここまでの試みは大変ではありましたが、新しい経験ができて視野が広まり、知識以外の面でも勉強になることが多かったです。しかし、ここにきて、勉強を進めていく上で様々な困難が生じてきました。

 

勉強するうえでの困難

  • 精神的問題

 当然、筆者の人生は勉強に限りません。色々と問題は出てきます。人間関係がうまくいかないと学業にも支障が生じるようになってしまい、11月から12月にかけてはその問題で頭がいっぱいになってしまいました。もともと繊細で内向的な性分ではあるのですが*5、勉強のことで長い期間気を張っていたのと、人間関係上の問題が重なってしまって、完全に心が折れてしまいました。回復にどれほど時間がかかるかは見通しがつかないです。すべてを投げ出してしまいたくなります。以下のサイトが参考になります。

kiraku-infomation.com

 

  • アウトプットが苦手

 個人的に、教科書を読んだり授業を聴いたりして知識を仕入れる(インプット)のは好きで比較的得意なのですが、いざテストで問題を解く(アウトプット)となると極端に苦戦します。自然言語にもとづいて概念化される学問分野(数理・計量以外の政治学、心理学、言語学など)についての問題や論述形式の問題には対応できるのですが、数式を操る問題となると全くうまくいきません。どうすれば対処できるのかも分からない。まずは教科書の演習問題とじっくり付き合うしかないのでしょうか。

 

  • 高すぎるハードル

 上のサイトにある、hspの症状の一つなのですが、筆者は自らに高すぎるハードルや重すぎる負荷を課してしまう癖があるようです。それがうまくいくケースもあれば、いかないケースもありますが、現在はうまくいっていない気がします。少しは荷を降ろして、動きやすい状態にした方がいいのでしょうか。所謂、「ADHD」的な傾向がある人に憧れます。筆者は「多動」どころか、高すぎるハードルのせいで、まるで動けない状態に置かれてしまってます。perfectを目指すあまり、doneが疎かになってしまうのです。

 

  • 時間的制約

 学部3年生がキャリアの転換点である、という話を色んな人から聞きました。そこまで残された時間はたったの3か月です。正直、キャリアの転換点を迎えるにはまだまだ知識も勉強量も足りないし、それに加えて進路選択という重いタスクが降りかかってくると、焦燥感でつぶれてしまいそうです。一度休学をして、自らが何を求めているのかを時間をかけて探した方が良い気さえしています。決断を先延ばしにするのはいけないことなのでしょうか…。

 

まとめ & 来年に向けて

 以上、〈前編〉から〈後編〉にかけて、今年、筆者が勉強について取り組んできたこと、及び現在抱えている精神的な困難について書き連ねました。こうして自らの取り組みを言語化すると、「自分、本当に頑張ったな…」と実感します。人よりも物事を進めるスピードは遅く、心は打たれ弱いので、ここまで辿り着くのに本当に苦労しました。筆者よりも遥か先を進んでいる人は、どうしてこの投稿に書いてある程度のことでそこまで苦労するのか分からないかもしれません。しかし、筆者が現在取り組んでいることは、自らにとって未知なる領域への挑戦です。数理的な体系を学ぶことで、世界の新たな相貌を発見したいのです。したがって、人よりも時間がかかってしまうのは仕方がないと思います。今年は苦しい想いをすることがあまりに多かったので、来年からはもう少し自分に優しくしようと思います。深く考え込まずに、やりたいことをやりたいときにやれる環境づくりを大事にしようと思います。そのためには幾つか犠牲にしないといけないこともあるでしょう。それを甘んじて受け入れたうえで、どこまで自分を変えられるか、世界の見方を刷新することができるかが、来年は楽しみです。

 

また長くなってしまった…。

ご一読いただき、ありがとうございました。

よいお年を。

 

 

 

*1:弊学部では、学部生が必ず受験するTOEFLで高得点を取ると、留学生向けの科目を履修し、その科目で獲得した単位を第一外国語(英語)の区分として組み込むことができるという制度があります。

*2:ミクロ経済学と情報経済学を専門としている経済学者。Google社のチーフ・エコノミストHal Varian - Wikipedia

*3:私法・憲法と経済学を専門としている法学者。カリフォルニア大学バークレー校の教授。Robert Cooter - Wikipedia

*4:一応、学部1年の秋に経済数学入門という科目で勉強してはいましたが、興味が湧かなかったので力は入れていなかった…。

*5:こういった症状をhsp(highly sensitive person)と呼ぶらしいです。この書籍を読んである程度の対策を立てていくつもりです。鈍感な世界に生きる 敏感な人たち

2018年を振り返る 勉強 〈前編〉

2018年がもうすぐ終わります。

2018年は筆者にとってとてもしんどい一年でした。のんびりとした性分なのと友達が少ないのとで、予定や課題で忙殺されるということは(例年通り)なかったのですが、色々なことで精神的エネルギーを消耗してしまい、体調不良も重なって、今は文字通り何もできない状態です。

何もできないからといって何もせずに年を越すのはさみしいので、せめて2018年の振り返りを言語化するくらいのことはしておこうと思います。

まずは今年、筆者の身に起こったいくつかの変化をトピックとして、思いつくことを書き連ねていこうと思います。

 

・勉強の方向性

去年~2月

 学生たるもの学業が本分であるのは明確であり、かつ個人的に学術的な議論は好きな質なので、入学当初から勉強面において「自分がやりたいこと」を見つけるのに必死でした。しかし、学部1年時に受講した政治学・経済学の入門的な内容の授業にはもそれほど関心が持てず、これといった「やりたいこと」が見つかりませんでした。成績もそれほど良くはなく、もともと他大学の文学部志望(大学受験時は分析哲学が勉強したかった)なのもあって、「選んだ大学まちがえたかなあ」などと漠然と感じていました。

学部1年時に「やりたいこと」が見つからなかった幣学部の制度的な問題点としては

 

  1. 取得単位数の上限のせいで自由に授業が選べず、ほぼ全科目必修
  2. 英語と第二外国語が週4コマずつで、学術的な科目の勉強に時間が割けない。*1
  3. 学問分野の「手法」を教える科目(ゲーム理論統計学・経済数学など)に重点を置くあまり、その分野を学ぶ「背景」が曖昧になった。*2

 

などが挙げられますが、深入りはしません。

 

3月~7月

 というわけで、2018年は「やりたいこと」を見つけることからスタートでした。年初から春休みにかけていくつか経済学関連の一般書を読み進めていくうちに、経済学の理論的な枠組みに興味を持ちました。「背景」を埋めることに成功したわけです。以下はおすすめの書籍です。

 

「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

 
現代経済学-ゲーム理論・行動経済学・制度論 (中公新書)
 

 
そこで、春学期は学部中級レベルのミクロ経済学の授業と併せて、公共経済学・比較制度論・マクロ的なデータ分析を扱う授業を履修し、経済学における基礎的な知識をつけることにしました。大変だったものの、なんとか経済学を専門に学んでいく上での基礎中の基礎は身についてきたのではないかと思います。それと同時に、より本格的な議論に首を突っ込むには高度な数学的知識が不可欠であることに気がつきました。*3そこで、幣学部の中で最も数学に強そうな田中久稔先生(田中久稔 (@hstnk) | Twitter )のゼミを選択することにしました。

 

8月~9月

 Twitterを活用して情報収集していくうちに、機械学習を含めたコンピューター・サイエンスの分野に興味を持ちました。*4RとかPythonを使って自然言語処理とか空間データ分析、画像認識処理をする、所謂「人口知能(AI)」というやつの理屈を知りたい、多様な科学分野の中でも先端的な手法を身に着けたいと思ったのです。そこで夏休み中に、RやPythonの環境構築及び初歩的なチュートリアルを済ませました。*5ネットにまるで疎い状態から始めたのでかなり苦労しましたが…。それ以降の勉強は中断してしまったので、今年度の春休み中に以下の2冊を読みすすめて、理論的な理解を深めようと思います。

 

はじめてのパターン認識

はじめてのパターン認識

 

 

また、ゼミ選考が9月に行われました。高校までは数学ⅡBまでしか触れておれず受験では私文しか眼中にない世界史選択者だったので、選考課題*6には苦労させられましたが、無事合格をいただきました。プレゼミではLaTeX環境を整える必要があったのでそれにも取り組みましたが、あり得ないくらい苦労しました。エディタを日本語出力(pLaTeX)に対応させる方法が最後まで分からず、七難八苦。以下のブログ記事を参考にしながら、ようやくAtomTeXstudioで環境を構築しました。*7

 

komi1230.hatenablog.com

yksris.hatenablog.com

 

環境を構築したはいいものの未だに何もできていないのがもどかしいんですけどね。この件については後ほど触れます。

 

ここまでのまとめ

 長くなってきたので、ここで一端まとめに入ります。

入学してから学部2年の当初までは、勉強面で「やりたいこと」が見つからずにいました。学部2年の春から夏までにかけて、書籍・SNS・ウェブ上の情報を収集することによって、経済学とコンピューター・サイエンスにおける理論的枠組み、及びそれらの手法を接合する試みに興味を持ちました。それらを学ぶにあたって、数学的知識やプログラミングを含めたコンピューターについての知識を学ぶことが不可欠であることがわかりました。次の記事では、10月から12月にかけて筆者が取り組んでいること、及び筆者が現在抱えている困難を中心に書いていこうと思います。

 

ご一読ありがとうございました。

では、また会いましょう。

*1:第二外国語については、入学前に週2日と週4日で選択可能。

*2:これはどちらかというと個人的な文句で、幣学部の優秀な学生は「背景」抜きでも「手法」を、テストでいい点数を取る程度には、身に着けられるからうらやましい…。

*3:荒戸寛樹先生のTwitterサササの⊿ (@hirokiarato) | Twitterが参考になりました。

*4:これはGoogleのTJO氏のTwitterTJO (@TJO_datasci) | Twitterやブログ六本木で働くデータサイエンティストのブログが参考になりました。

*5:Learn R, Python & Data Science Online | DataCampというサイトが参考になりました。

*6:確か有限次元の線形空間において直交補空間の定理が成り立つことを証明する問題だった。線形代数はおろか行列さえまともに勉強したことがなかったのでしんどかった。

*7:この言葉遣いが間違っていないか不安なくらいネットには弱い…。

ブログをはじめました。

 というわけで、ブログをはじめました。

 

ここで、改めて自己紹介をします。東京の大学生です。大学では経済学を中心に政治学統計学、趣味で理論言語学、コンピューター・サイエンスなんかも勉強しています。将来は、外資のIT系の企業に就けたらなあ、と考えています。大学院進学も検討はしています。

 

サークルでは農業をしたり林業をしたり、アルバイトではプロ野球中継の速報配信をしたりしています。複数人でわちゃわちゃするよりは、一人(もしくは少人数)でのびのびと過ごすタイプです。

 

ここでは、ふと考えたこと、過去の思い出、勉強のこと、そのとき仕入れた有益な情報、読んだ本や聴いた音楽、大好きなプロレスについてつらつらと書いていこうかなと思っています。自らの視点を、具体性を持った言葉を通して伝えていきます。読者のみなさんと共有できたら幸いです。

 

ブログのタイトルは、『ジョジョの奇妙な冒険*1 のパロディ+言葉遊び+愛おしのくま といった感じでつけました。

 

記事を投稿した際には、Twitterでお知らせします。私のことをもっと知りたいひとは、ぜひご一読ください。そうでない方も暇つぶしとして。コメント歓迎です。